順番の問題...
「順番が違うんだよね...」
日本の英語のさきがけのような大先輩がふとした瞬間に声にした言葉でした。
それはちょうど、日本人がどうして英語に抵抗感を覚えるのかという話をしていた時でした。
「日本のね、今の英語教育がね、間違ってるんだよ。
よく考えてごらん、日本人が日本語を覚えるときって、どうやって覚えてる?」
う〜んと考えていると、その大先輩が「日本人が日本語を覚えるときは、親の話に耳を傾けてじっと聞いているんだよ(hearing)。そして、ある日、しゃべりだすんだよ(speaking)。そして学校に入ってから、話している言葉を書く(writing)ための文字を覚えて、最後に読む(reading)んだよ。
ところがね、今の日本の教育は読み書きから始まるんだ。
一番、難しいところから始めるんだよね。それじゃぁ、抵抗感が出てもしょうがないよね...」
なんだか、とっても納得してしまいました。
他にも同じようなことを述べている本を何冊か読んでいましたが、この大先輩の言葉が一番、すっと入ってきました。
確かにその通りなんです。
脳機能科学的にといっても、それはとっても遠い感じで、それができれば苦労しないよという感じになりますが、この先輩の話を聞いた時には、「あぁ、そうなんだって」思ってしまいました。
これを聞いただけで、より身近に英語が感じられるようになった感じがします。
小さなころからテレビでシンプソンズを流しておくだけでも、意味はあるんです。
ただ、親ができないだけで(子供は英語だろうと日本語だろうと面白いものにはくぎ付けになるだけですから)
なんとなくこれからの英語教育への指標が見えたように思えました。
こういうアドバイスはどんどん取り入れていきたいですね。
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