英語脳は、ゴールありきから始まる?!
これも先日の「日本語脳をいかに英語のロジック脳に変換するか」で出た話なのですが、究極な言い方をすると、日本語は最終ゴール地点を明確に決めないで、話しながら着地点を見つけていく言語。
英語は話すためのゴールありきで、その設定したゴールに対して、それをゲットするための論拠/根拠をきちんと組み立てていく、というか、子供のころからそれを訓練させられている(論拠、根拠が甘いと、両親に穴をつつかれて、結局、自分のやりたいことをやれないから、子供は必死になって、なんとか親を納得させるための話し方を理屈を考えるわけですね)というのが、英語をベースにした国々によくみられる傾向です。
状況説明では、親は納得しないのです。
だから、最初に自分が何をしたいのかを主張するのです。
ゴールありきです。
そこから先はいかに親よりも優れたロジックを展開できるかです。
とここまで書いてきて、気が付きませんか?
日本語の場合、やりたいことはありますが、まず、周りの空気を読みます。(まぁ、顔色を読むと言ってもいいかもしれません)
で、状況説明から始めます。
途中、顔色と空気感を読みながら、これは分が悪いぞとわかるとゴールとは異なるところに持っていく。
実はこれが日本語の持っている長所でもあり、短所でもあるというところです。
英語圏で生まれ育った人からすれば、A地点に向かう!と話されていたはずなのに、いつまでたってもA地点に向かわない話をされても困るというところです。
結果、何を話したかったんだろうと。
ただ、やはり既に黒船は日本国内に上陸しているのです。
グローバル化はすでに国内で始まっているのです。
対外国の人と早急にコミュニケーションを持たなければならないということです。
であれば、多勢に無勢(日本の人口は約1.2億人。海外の人たちは64億人。勝ち目なしです)、器用な日本人がカメレオンのごとく対応するべきです。
ただ、いずれにしろ、日本の人は、話す前に何について話すべきかということを、一瞬のうちに捕まえて話し出す訓練はした方がいいですね。
まずはそれがグローバル対応の一歩のように思います。
【関連文献】
世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法
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